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【体験談】思い込みで結婚してしまったМ子さんの悔やみきれない後悔(最終回)

ホットコーヒー
前回に続き、いつもダメ男を選んでしまうМ子さんの失敗談です。
 
精神的にも経済的にも苦しい状況の中、M子さんは自分の力で新しい人生を切り開こうと進み続けます。
 
果たして、この離婚という辛い決断の後には、全てから解放され、穏やかに過ごせる日々が待っているのでしょうか。
 

苦渋の選択

離婚するにも、既に夫とは連絡もとれない状態です。
 
連絡先を知っていたとしても、もう夫の声を聞くことすら耐えられる自信がありませんでした。
 
“こうなったら、離婚調停を起こすしかない”M子さんは、そんな新たな決意をします。
 
ですが、全てが初めての経験で、右も左も分かりません。頭の中は不安だらけてす。それでも、突き進むしかありませんでした。
 
緊張で脈を上げながら家庭裁判所へ向かったM子さんは、恐る恐るドアを叩き、手続き書類の説明を受けます。
 
すると、大きな障害がM子さんの道をふさぎました。手続き上、どうしても夫の住所を調べる必要が出てきてしまったのです。
 
調べる手段として思い付くのは、探偵への依頼か、義父母に尋ねるか、このどちらかしかありません。
 
もちろん、理想としては探偵への依頼なのですが、どう考えてもリスクが大き過ぎます。
 
貯金も、お金を借りる当ても無く、これからまた時間をかけて依頼費を稼ぐほどの心の余裕もないのです。
 
残されたのは、義父母に尋ねるという選択のみでした。
 

枯れた涙

家庭裁判所へ行った翌日“できるだけ波風を立てないように”そう自分に言い聞かせながら、義実家へ電話を掛けます。
 
本当は、息子の素行の悪さを知らしめたい気持ちでいっぱいなのですが、それよりも自分の精神状態を守ることを選んだのです。
 
電話に出た義母の第一声は、残酷なものでした。「あら、M子さん。電話をくれるなんて珍しいわね。もしかして、私達に孫でも出来たのかしら?」その言葉を聞いた瞬間、М子さんの感情は破裂してします。
 
もう自分をコントロールできなくなり、遂に今まで1人で抱えていた苦しみをぶちまけたのです。「とにかく、住所だけ聞いておいてください」最後にそう言って、М子さんは一方的に電話を切りました。
 
数日後、義母から届いた封筒を開けてみると、夫の住所の下に“優しい息子を苦しめるのは止めてください”そう雑に書かれた紙切れが1枚だけ。もう、涙も出ませんでした。
 

解放

夫の住所も分かり、すぐにでも離婚したいところですが、その前にもう1つ問題が残っています。
 
合計数千万円にもなる、膨大な借金です。自分1人では知識が足りず路頭に迷ったM子さんは、返済に回すはずのお金を握りしめ、法律事務所を訪ねました。
 
この思い切った行動により、やっと運が巡ってきます。
 
散々苦しめられてきた借金を、返済する必要が無くなったのです。M子さん自身が保証人になっていなかったことが、不幸中の幸いでした。
 
身に覚えのない自分名義の借金の処理手続きも終え、ようやく借金地獄から解放される日が訪れたのです。
 

離婚

どうにか漕ぎ着けた離婚調停は、思いの外あっけないものでした。
 
調停員の人達に精神科医師の診断書を提出し、今までの結婚生活について1から説明します。
 
その後、別室に呼び出されていたМ子さんの夫は「また離婚なんて俺に恥をかかせる気か」などと離婚を拒否していたそうですが、夫婦の関係は既に破綻しているという理由で却下され、M子さんは晴れて結婚という束縛から解放される日を迎えられることとなりました。
 
しばらくして旧姓に戻ったM子さんは、区役所からの帰り道、偶然見つけた小さな喫茶店に入ります。
 
言葉では表せないほどの、贅沢な時間です。真夏のホットコーヒーを体いっぱいに染みわたらせながら“この先、何があっても絶対に負けない!”そう、心に誓ったのでした。(おわり)
 
次回、番外編として、M子さん本人の声をお届けします。

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旦那 浮気・不倫

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