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【体験談】思い込みで結婚してしまったM子さんの悔やみきれない後悔(4)

月夜
前回に続き、いつもダメ男を選んでしまうM子さんの失敗談です。人を笑わせることが大好きだったM子さんですが、この頃から、自分の笑顔さえ失っていきます。
 
”この結婚、幸せにはなれない”そう気付いたのは、全てを失った後でした。
 

すれ違いもしない日々

結婚して5年が経つ頃、会社は既に倒産していました。夫は帰って来なくなり、ずっと顔も合わせていません。
 
お金になりそうなバッグやアクセサリーは、全て売り飛ばされました。残っているのは、自分の体と借金だけです。
 
そんな状況の中、M子さんは借金返済のため昼夜問わず働き続けました。
 
身に覚えのない自分名義の借金の請求書、夫が保証人だという知らない女性の借金の取り立て、現状を知らない義父母から孫の誕生を催促する電話……身も心もボロボロの状態でしたが、お金を稼ぐことが自分を守る唯一の方法だったのです。
 
この頃、夫が他の女性と暮らしていると知るのですが、問い詰める気力も残っていません。
 
女性の存在には、とっくに気付いていました。以前から、さっきまでお酒を飲んでいたはずの自分の夫が自分の知らないシャンプーの香りを漂わせ、平気な顔で帰宅していたのですから。
 
疑うことに疲れたM子さんは、今更「おかえりなさい」と笑顔で言えるほどの強い女にはなれませんでした。
 

吐露

そんなある日、働き先に1人の友人が顔を出します。数日前ばったり会った、結婚式にも出席してくれた元同僚の女の子です。
 
「時間空いているなら、この後ご飯行こうよ」という友人の誘いに「ごめん。私、お金なくて」そう答えると、次の瞬間、M子さんは大声で怒鳴りつけられるのでした。
 
「お金なんかいらない!財布もいらない!服も汚れたままでいい!あんたの好きな酒たらふく飲ませてあげるから、黙って付いておいで!」
 
数年振りに味わう居酒屋の雰囲気にドキドキしながら席に着くと、2杯のビールを頼んでくれた友人が身を乗りだして聞いてきます。
 
「言いたくないことは言わなくてもいい。言えることだけでいいから、本当のこと聞かせてくれない?」
 
M子さんはテーブルに置かれたジョッキを両手で支えながら、肩を震わせ、泣き崩れました。
 
そして、夫と一緒に暮らしていないこと、他の女性と暮らしていること、借金のこと、子供が欲しかったこと、幸せに暮らしていると離れた両親に嘘をつき続けていること、自分の異変に気付いてくれた友人に初めて全てを吐き出したのでした。
 

気付き

ほろ酔いでアパートへ帰ったM子さんですが、なかなか寝付けず、友人のある言葉を思い出していました。
 
「結婚前に相手のことを見抜けなかったのはM子にも責任がある。だけど、このままで幸せになれると思う?」そう投げかけられた言葉。
 
そして「認めたくはないだろうけど、精神科で診てもらったほうがいいよ」という、2つの言葉です。
 
このとき初めて“この結婚、幸せにはなれない”そう気付いたのと同時に“今の私は、おかしな人に見えているんだ”とも気付かされたのでした。
 
友人との再会がきっかけとなり、M子さんは夫との離婚を意識し始めます。そして、精神科での受診を考えるようになるのです。(つづく)

カテゴリ :

旦那 浮気・不倫

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