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DV被害者が激白!壮絶な四年半と今も続く後遺症【3】

裸の女性の胸元

通りすがりの女子高生の着メロで我に返ったAさんは、四年半という歳月、自分というものを失くしていました。降りる駅で家族が先に乗車料金を支払えば電車に乗れるという方法を警察署で教えてもらい、女性の警察官に見送って貰って帰宅しました。
 
やっと一人で、帰る事が出来ました。

 

【2】の続き

 

 

静かに蝕むもの

実家に帰り、安定して安心出来る生活が待っていると思っていました。でもAさんは、彼への未練は全く無いのですが、その存在感を無くして大きな喪失感に苛まれました。人肌が恋しく、そして一人で歩く事も出来ませんでした。

四年半の月日、横には必ず腕を組まされて存在していた彼。四年半、部屋の移動以外で一人で歩いた事が無い事に気付きました。一人で歩くと真っ直ぐ歩けないのです。

 

しかし一番の問題は、精神を蝕まれていた事です。不眠や突然の発汗、まるで更年期障害のような症状が出始めました。同時に幻聴や幻覚を見るようになりました。精神科に行くと、統合失調症とPTSDだと診断されました。
 
PTSDは心的外傷後ストレス障害というDVや虐待経験者がよく診断される精神疾患です。精神福祉障害手帳を発行して貰うと、そこに書かれていた等級は二級でした。現在、Aさんの障害者手帳は一級です。

時間だけじゃ解決しない

 
日が経てば、時間が解決してくれる事は多いと思います。しかしDVによって精神疾患を負ってしまったAさんの場合、時間は何の解決もしてくれません。12年経った今でも、鮮明な映像で彼の夢を見てうなされる事も少なくないと言います。
 
一人になったAさんは引き出しや、あちこちの収納でペットボトルに入った謎の液体を見つけました。それはAさんがバイト中は部屋から出る事が出来なかった彼の尿でした。ペットボトルは何十という数が部屋に隠されていました。本当に精神科を必要としているのは彼だと思うと、Aさんは最後に語ってくれました。

 

加害者に必要なのは「あなた」じゃない

DVは被害者は勿論、加害者にも問題を抱えている場合があります。DV被害に遭っていると感じたら、何が何でも逃げる事が必要です。Aさんの彼氏はAさんと別れてから別の人をカモにしていたようだとAさんは言います。
 
Aさんは一度見に行ったのです。彼の実家を。
 
すると表札には知らない苗字と彼の苗字が連名で書かれていたそうです。Aさんや、他のDV被害者だけが彼らに必要ではなくて、彼らに必要なのは寄生する相手なのです。自分が居なかったら彼が可哀想などと思ってはいけません。DVは犯罪です。加害者と被害者が共に生活するのは可笑しい事です。

 

【完】